安全に使用するためのルール
(カルタヘナ法)
バイジュベックゲルはベクターと呼ばれる改変ウイルスを使った製品ですので、安全に使用するための法律(カルタヘナ法)に従って使用する必要があります。
バイジュベックゲルと
カルタヘナ法
バイジュベックゲルは、ベクターという、遺伝子をからだの中へ運びこむ改変ウイルスを使った製品です。
ベクターそのものは、患者さんのからだに入って感染症を引き起こしたり、患者さんがもともと持っている遺伝子を書き換えて、悪い影響を与えることはありません。
しかし、ベクターを使った遺伝子治療用製品が、意図しないところで自然や人間に悪い影響を与えないように、カルタヘナ法という法律が定められています。
そのため、バイジュベックゲルによる治療をおこなうときにも、カルタヘナ法に従ったルールを守る必要があります。
カルタヘナ法(遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律)
カルタヘナ法は、改変ウイルスなどを安全に管理し、生物の多様性を守るための法律です。改変ウイルスを含む遺伝子組換え生物等が自然界に広がると、生態系に予想しない影響が出ることがあるので、その使用には制限がかけられています。
バイジュベックゲルの使用については、製品の保管、調製、運搬、投与、廃棄に細かくルールが定められています。
ご自宅での投与をご希望の患者さんでは特に、保管、投与、廃棄のルールを守らなければなりません。
バイジュベックゲルを安全に
使用するためのルール
バイジュベックゲル投与後約24時間は、投与した患部や非固着性の疎水性被覆材(ラップ等)には直接触れてはいけません。
投与後、約24時間以内にバイジュベックゲルが目や粘膜に触れた際には、付着部位をきれいな流水で、5分間洗い流してください。
投与から約24時間経過し、非固着性の疎水性被覆材(ラップ等)を取り外した後は、投与部位や投与部位の体液(滲出液等)に直接触れるのを避けるため、治療用包帯で患部を完全におおってください。
バイジュベックゲルの治療を受けた病院以外を受診する場合は、バイジュベックゲル連絡カードを見せて、バイジュベックゲルによる治療を受けていることを必ず伝えてください。
石河 晃先生


